▼大学生だもの、レポート書くさ!

個人情報がはいっているため、一部改変されています。
まぁ、読んでもたぶんつまらんよ!!

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地理学小巡検レポート◆関西文化学術研究都市について

学籍番号:ナイショ♪
文学部地理学科2回生 ★shojiくん★

 きっちりとデザイン化された道、そこに沿って立ち並ぶ街路樹。学研都市の中心地である『けいはんなプラザ』のスーパーラボ棟13階から見た街並みは、いかにもニュータウンという感じであった。
 学研都市に登録されている建設物は、どれも個性的で近代的なデザインであり、これからの時代を歩んでいくにふさわしい姿と言えるのではないだろうか。しかし、学研都市の発展は当初の予想を裏切った。とまでは言わなくとも、現状として予想通りに進んでいないのだろうという事は誰にでも見てわかるであろう。
 綺麗な街ではあるのだが、如何せん活気が足りない。それにはやはり交通に関する不備が大きく関係しているように私には思われる。大阪や京都などの主要都市から一時間以内という事だが、中心地である研究都市区に行くための交通網が少ないのは発展を遅らせている原因として、早急に解決すべき問題点だと感じた。
 ところで、私は奈良県の西大寺で下宿をしているのだが何かと用事があり、ほぼ毎日大阪に通っている。そして今日(2004-05-19)も近鉄難波駅を歩いていたわけだが、そこで『私のしごと館』の大きな広告がある事に気づいた。あまり時間がなかったため、立ち止まって広告の細部まで見ることは出来なかったのだが、大阪においても学研都市の存在をアピールしている点について、学研都市発展のための計画が進んでいる事を感じた。だがしかし『私のしごと館』を実際に歩いた私の感想は以下である。
 ?必要性と需要の関係;現代の日本の社会情勢、特に若者の雇用に関して考えてみれば『私のしごと館』の必要性はあるだろう。しかし、それを求めている若者が実際にいるのか、と考えると疑問符を浮かべざるを得ない。実際、『私の仕事館』の“使われていなさ”を見た私としては税金の無駄づかいだと思ってしまう。
 ?学べる事の少なさ;『私のしごと館』で学べること、得られるデータは確かになかなかのものだと思う。巡検の解散後にしごとシアターに入ったのだが、その完成度は高い。他にも、素晴らしいプログラムがいくつもあった。しかし、わざわざ遠くから『私のしごと館』に行くほどの価値はハッキリ無いと思う。『私のしごと館』で学べる事はインターネットがあればいくらでも調べられるだろうし、セミナー等に関しても『私のしごと館』でやらなくとも、別の場所でいくらでも出来るだろう。
 ?再来の可能性;一度行ったら、二度目、三度目と、何度も足を運びたくなるだけの魅力が無い。アミューズメント的な魅力はあるのだが、それは本来の役割から考えれば副産物的な魅力であるわけであり、"仕事"というものに対する意識を高め、それを成長させる場、考える場として優れているかというと、また疑問符を浮かべてしまう。
 以上が『私のしごと館』に関する感想である。どうでもいい事だが、無駄に広い。とか、従業員が多すぎる。とか、そんな事も感じた。
 計画では素晴らしいものが出来ているのだろうと思う。しかし、それの実現に向けての行動があまり上手くないんじゃないかと思う。実際、学研都市の存在を知っていた私でも、その内容は今回の小巡検がなかったら、自ら調べない限りわからなかっただろう。
 と、いじめかと思われるくらい学研都市について文句を書き連ねたわけだが、あくまで“現状は”である。その現状、私には、奈良は大阪・京都のどちらからも“遠い”というイメージがある。それは大阪・京都と肩を並べるだけの都市機能が無い故である。しかし今後交通網が整備され、都市機能がさらに充実していったなら、大阪・京都、さらには名古屋を結ぶ大きな柱になり得ると思うのだ。
 余談ですが、小巡検はもっとつまらないものだと思っていましたが、思いのほか楽しく学研都市について学ぶことが出来たと思います。それも、引率していただいたS井先生のおかげだと思います。私のくだらない質問などに答えて頂いたり、楽しく指導して頂いたりなど、ありがとうございました。

 -2004/05/19- ★shoji★

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